2010.04.11

デスクトップPC(Lm-iS600X)のベンチマークと消費電力
[ PC周辺機器 ]    

今回購入したデスクトップPC(Lm-iS600X)のベンチマークテスト結果と、消費電力を簡単に測定しておきます。

Lm-iS600X


ベンチマークを測定する際は、PCI Express x16側の GeForce GT220をメインディスプレイにする場合と、PCI Express x1側のGeForce 210(ELSA GLADIAC 210 LP x1)をメインディスプレイにする場合のそれぞれを測定します。

☆ベンチマークテスト
性能をあらわす上で今一番基本と思われるのは Windows 7のエクスペリエンスインデクスなのでまずそれを測定します。グラフィックスベンチマークのみGeForce GT220側をメインディスプレイとした場合と、GeForce 210側をアクティブにした場合のそれぞれの値を測定します。

GeForce GT220側がメインディスプレイ
プロセッサ       :7.5
メモリ         :7.5
グラフィックス     :5.5
ゲーム用グラフィックス :6.3
プライマリハードディスク:5.9

GeForce 210側がメインディスプレイ
グラフィックス     :3.9
ゲーム用グラフィックス :5.4

一般的なフリーなベンチマークテストとして CrystalMark 2004R3を実行してみます。
グラフィックスベンチマークに相当する GDI, D2D, OGLのみ GeForce 210をメインディスプレイにした場合も測定しなおしています。

・GeForce GT220だけがPCI Express x16スロットにささっている状態
CrystalMark-x16only.png

2枚ざし
・GeForce GT220をメインディスプレイにして、全項目をテストした結果
CrystalMark-x16.png

・GeForce 210をメインディスプレイにして、GDI,D2D,OGLのみ再測定。
CrystalMark-x1.png
とりあえず通常のWebブラウズやプログラミング等をしている状態ではディスプレイを増加したことによって特に大きな速度低下はないようです。
PCI Express x1にエントリモデルのグラフィックスカードを追加したことで、特にストレスを増やすことなく、やりたいこと(4画面同時表示)を実現することができました。


☆消費電力
Lmi-iS600X はCore i7-860 を搭載しており、ダイナミックにCPUクロック等が変化するためか、Windows動作中は消費電力はなかなか安定した値が表示されません。
BiosのSetup画面状態での消費電力と、Windowsでは負荷の高い状態の消費電力、Windows 7にログインしてからしばらく放置した後での最低消費電力を測定してみました。

・Bios Setup画面
Bios Setup画面では安定した値を表示しています。
Bios Setup画面(GT220のみ) 107W
Bios Setup画面(GT220+210) 117W

・Windows負荷状態
CrystalMarkを実行中にワットチェッカーの値を見ていると、メモリテスト中の値が大きいようなので、その値を記録しておきます。
テスト中ふらふら増減しますが、最大180W程度でした。

またCyberLinkPower Directorでビデオ編集後出力をする際、MPEG2形式で出力するとCPUが8つとも100%となり最大負荷となります。その状態で約200W程度になります。

・Windows Idle状態
Windowsを何も操作しないWindows Idle状態といっても時々HDDランプが点灯したり、ネットワークのアクセスがあったりするため、+0〜+5Wぐらいの範囲をふらふらしているのですが、その一番小さい値を記録しておきます。またWindowsでは搭載しているグラフィックスカードの数により、同時にアクティブにできる最大画面数は変化しますが、設定によって1画面だけアクティブにすることもできます。そこで1枚ざしの場合は1画面、2画面をアクティブにした場合、2枚ざしの場合は1画面、2画面、4画面をアクティブにした場合を記録しておきます。

Windows Idle (GT220のみ:1画面アクティブ) 60W
Windows Idle (GT220のみ:2画面アクティブ) 72W
Windows Idle (GT220+210:1画面アクティブ) 68W
Windows Idle (GT220+210:2画面アクティブ) 78W
Windows Idle (GT220+210:4画面アクティブ) 86W

GT220のみ:2画面とGT220+210:2画面を比べると6Wの増加なので、GeForce 210を追加したことで、6W程度消費電力が増えたことになります。
LCDモニターの違いにより数十W変化することに比べれば、小さいということで、あまり気にしないことにしています。
ちなみにGeForce GTX480は最大消費電力が300Wというからびっくりです。そんな機器はこんなスリムPCでは使えないですし、いつでも(冬でも)部屋にクーラーが必要かもしれません。

なお今回消費電力測定に使用したのはサンワサプライのTAP-TST5です。

tap-tst5_1.jpg

今ならイーサプライがポイント10倍で4,712円(送料別)と一番安いようです。

時々複数の機器の消費電力を同時に見たいと思う時があるので、今度これの上位バージョンらしきTAP-TST7を今度買ってみようと思っています。

tap-tst7_1.jpg

こちらは5000円を超えているので同じイーサプライでも送料無料。ポイント10倍の5,849円(送料込)で購入可能です。おそらく自分の場合は買いまわりキャンペーンと重なったときにでも購入すると思います。